シカイ(死海)ってどんなところ?

死海(しかい)は、アラビア半島北西部に位置する塩湖。西側にイスラエル、東側をヨルダンに接する。湖面の海抜はマイナス418メートルと、地表で最も低い場所にあたる。
海水の塩分濃度が約3%であるのに対し、死海は30%の濃度を有する。1リットルあたりの塩分量は230gから270gで、湖底では300gを超える。この濃い塩分濃度のため浮力が大きく、人が死海に入って沈むことは極めて困難である。また当然ながら、生物の生息には不向きな環境であるため、湧水の発生する1ヶ所を除き、魚類の生息は確認されていない。死海という名称の由来もここにある。しかしながら、緑藻類のドナリエラ(Dunaliella salina)の生息は確認されている。
死海からは流れ出る川がなく、年間を通じて大量の水が蒸発する。内陸の巨大湖の特徴として、周囲の土壌に元来含まれていた塩分が雨によって流され、下流の湖で凝縮する形となり、塩湖が形成されると考えられているが、死海についてはこの他に、ヨルダン川および主に周囲から涌き出る温泉から塩分が供給されているとも考えられている。

シカイ(死海)の地図